2022/02/18
土地購入からお家づくりを始める方へ
こんにちは! 安心して住み継げる家を造る実践者の大島です 。
今回は、土地から購入してお家づくりを始める時のポイントについてお話したいと思います。
注文住宅でお家を建てようと考えている方には、お家の仕様や住宅会社選びはとても重要です。しかしお家を建てる土地からお考えの方にとっては、まず土地選びが住まいづくりの第一歩となります。
土地購入の順序
先ずは、土地購入の順序からご説明します。
- インターネットなどで土地の情報からお目当てのエリアや予算感を基準に物件探しをする。
- ご希望の土地が見つかったらその土地を扱っている不動産屋さんに連絡を入れて『買い付け』という購入意思の表示をします(基本的に買い付けでは費用は発生しません)
- 無事『買い付け』が通れば次に土地の契約に移ります(買い付けから契約は2週間~3週間で依頼してくる不動産屋さんが多いです)土地契約時に土地の値段の10%ほどの費用が必要です。
- 契約が終わると土地の引き渡し(決済)となるのですが多くの方は住宅ローンにて土地を購入されますので土地契約~土地引き渡し(決済)までに住宅ローン審査を通されるケースが多いと思います。
なのでこの土地契約にはローン特約という購入者保護の特約が付いていることが多いです。この特約はもし住宅ローンが通らなかった場合、土地契約時に支払った10%のお金も戻ってくる特約です。
ですので土地契約時にはローン特約がちゃんとついていることと、特約の期間が十分余裕のあるスケジュール設定なのかは事前に確認しておくことを強くお勧めします。
- 住宅ローンも通り、土地も問題ないことを確認出来たらようやく土地が引き渡しされ、ご自身の名義になります。そして次がいよいよお家づくりのスタートとなるのです。
ざっと説明すると土地購入の流れはこんな感じです。早ければ2~3か月で土地引き渡しまで完了します。
ココで押さえておきたいのは住宅ローンを使って土地を購入される方にとって、土地購入を完了したら住宅ローンが始まってしまいますので、この時点から時間的な制約とお家づくり全体の予算の制約が発生するということです。
時間の制約
時間の制約とは 住宅ローンにはいろんな商品があるため一概には言えませんが、一般的な住宅ローンの場合土地購入した時点でつなぎ融資という仕組みを使うことが多いです。つなぎ融資は言葉の通り長い期間かかるお家づくりの過程で発生するその都度のお支払いに合わせて銀行がその都度つなぎの資金を用立ててくれる仕組みです。
この仕組みを使えば土地購入時に土地代だけ、前もって銀行から融資できます。ローンの元金の支払いはスタートしないのですが、金利だけは期間により加算されます。ですので土地購入から住宅完成までの期間が延びれば延びるほど金利がかさんできますので、土地購入からお家完成までの期間は出来る限り短くする方が金利圧縮のメリットが受けれるため時間的な制約を受けると考えられます。
予算の制約
次に予算の制約についてですが、土地から購入してお家を考えている方にとっては家族で安心して楽しく暮らすための住まいを手に入れることが最終目標であり、土地を購入することではないですよね?
しかし、土地購入時点ではお家づくり全体の資金計画(土地代・建物代・諸費用・外構費など)を作って土地に充てられる適正な予算を把握して土地購入に進む必要があります。
かなり少なくなってはいますが、最近でもたまに「気に入った土地があったので先に土地を購入しました。」と後から家作りを検討される方がおられます。
全体の予算をつかむ前に土地購入だけ先行してしまうと、ご希望のお家を建てる予算が減ってしまったり、仕様を下げざるを得ない場合があります。
ですので、住む土地にこだわりがあり絶対このエリアに住みたい!とお考えの方は別として、どんな家で暮らすかの方がより重要な方は、まず信頼できる工務店探しから始めることをお勧めいたします。
次回は、工務店と土地選びを進めるメリットについてお話したいと思います。
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この記事は建築工房いろは代表取締役大島進也が書いています。
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