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ためになる「住宅性能」のはなしcolumn

2022/02/24

工務店と土地選びを行うメリット

工務店と土地選びを行うメリット 画像

土地購入がゴールではない。

土地購入からお家づくりを行う方の場合、希望の土地が購入できる事はお家づくりの重要な事ではありますが、ゴールではないですよね?最初はみなさん「そんなことは、分かってますよ」とおっしゃるのですが、いろんな土地情報に触れて現地を見に行ったりする中で土地購入自体を目的化してしまわれる方が居られます。その時に横でアドバイスするのが土地を買って頂くのがゴールの不動産業者かその後のお家づくりとお引越しをされて新しい生活が始まってからのアフターメンテナンスまでがゴールの工務店か自然に考えて工務店の方が土地選びからも親身になってあなたの家づくりを考えてくれる可能性が高いですよね。

建物の完成をイメージした土地提案

土地購入と一言で言っても、建物付きで土地を買ってから解体して更地にし、再建築するパターンや、新しい分譲地の一画を購入して、お家を建てるパターンなどいろんなパターン存在します。現状から新しいお家が出来上がったイメージを作り、自分たちに合ったいいお家が出来ると確認出来て初めて、土地購入に踏み切れると思います。しかし、古い建物がある状態で新しいお家のイメージを膨らますのは結構大変です。特に新しい分譲地でまだ一軒もお家が建っていないところでは、隣家のお家が自分の新しいお家に、どんな影響を及ぼすかわかりません。私の場合は新しい分譲地で土地購入を、検討して頂く場合は、隣家の家も含めてイメージパースを作るようにしています。隣家の家はまだ建っていなくても方角や接道位置などで概ね想定できますので、先ず隣家を配置して購入希望土地に影の影響や目線の位置を確認して問題ないかを検証しています。

土地の歴史を知る

購入を検討されている土地が昔はどんな経歴があるのか?その土地の成り立ちを知っておくことも大事だと思います。例えば昔、池や沼だった土地に埋め立てをしている土地の場合地震などで揺らされると液状化を起こしせっかくのお家が傾く可能性があります。逆に昔から、住宅地であったり山林を切り開いて出来た切り土の場合、安定した地盤の場合が多いいので、地震に対して強いとされています。現在の綺麗な更地の状態だけを見て判断するのではなく、土地の成り立ちを調べておくことも大切です。

日当たりが悪い、音がうるさいをメリットに変える

一般的に土地の評価が下がる項目として、日当たりが悪いとか、音がうるさい(電車や車の騒音など)があります。日当たりが悪かったり騒音問題がある土地は同じエリアの問題ない土地とでは、坪単価が安く評価されることが多いいので、そこの問題だけクリア出来れば逆にお買い得な土地とも言えます。

高性能住宅が得意な工務店は断熱性能が高く防音性にも優れているので、騒音問題で二の足を踏むような土地でもお家の中では快適に暮らして頂けると思います。

日当たりに関しても、オーダーメードで作る工務店のお家だと少ない日当たりを上手に生かす間取りが可能なので、是非土地の下見は工務店の設計の方などをいかれると、いいアドバイスを頂けると思います。

地元密着だから出来る土地の情報

土地探しをしていると、どこかにマル秘の情報があるのではないかと思われるかもしれませんが、ネット社会の今では、ほぼそんな情報はないと考えた方がいいです。

逆に今価値のある情報は長年地域で仕事をしている工務店だからわかる人の流れやコミュニティの空気感ではないでしょうか?

ネットには出てこない地域ならではの情報こそ、長く家族が楽しく暮らすためには必要不可欠な情報だと思います。

まとめ

土地選びは実は,人選びなのかもしれません。

どんな土地を選ぶかの前に誰と自分たちの大事な土地を選ぶのかを探すのが先決だと思います。

不動産屋さんや工務店をたくさん回るのは時間も労力も必要なので、大変ですが、自分たちに合った工務店さんを自分たちの目でしっかり選んで頂きたいと思います。

この記事は建築工房いろは代表取締役大島進也が書いています。

大島進也はこんな人→大島進也のプロフィールはこちら

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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