2022/01/13
冬でも暖かい家で暮らすには【窓編】
冬でも暖かい家で暮らすには【窓編】
こんにちは!
安心して住み継げる家を作る実践者の建築工房いろはの大島です。これだけ寒い日が続くと暖かい春が待ち遠しいですよね。
春の陽気まではもう少しの辛抱が必要ですが、そんな寒さを我慢する生活から解放される方法があります!
それは高性能なパッシブハウスに住んで頂くことで、年中春の心地よさを実現させるという方法です。
パッシブハウスとは
パッシブハウスとは出来るだけ暖房器具など光熱費を消費するものを使わず快適に暮らすことのできる住宅の事です。
パッシブ住宅を作る大きなポイントは4つ
高性能なパッシブ住宅を作るポイントは大きく分けて以下の4つになります。
- 窓の性能
- 壁と天井の断熱材の性能
- 家の気密性能(家の隙間を少なくする)
- 家の換気の性能
熱の50%が窓から失われるという事実
まずは窓の性能についてお話します。窓の面積はお家全体の面積の約15%しかありませんが家全体から逃げる熱の50%が窓から失われます。逆に考えると窓を高性能化すると効率的に快適になるとも言えるんです。
最近では大手ハウスメーカーさんもテレビCMで窓の重要性についてアピールされていますよね。 もちろん建築工房いろはでも基本トリプルガラスのオール樹脂サッシを標準をご提案しております。基本的な考えとしては窓単体の性能を極限まで上げて、日射遮へいは考慮することが大前提ですが、南側は大きな窓にすることが冬暖かいお家を作るのが最も良い方法です。
大切なのは商品選びと確かな施工技術
しかし商品選びと施工方法を間違えると逆に結露を起こし、不快で家の寿命をちじめることにもなりかねません。姫路地域ではまだまだなじみの少ないトリプルガラスの窓ですが、実は最近多くの窓メーカーさんがトリプルガラスの商品ラインナップをそろえ始めています。
近日公開!建築工房いろは実験ルーム!
そこで実験・実証が大好きな建築工房いろはでは、自社の倉庫で実験ルームを制作中です。
今回実験するトリプルガラスサッシのラインナップは
- ウエルネストホームオリジナルトリプルガラス U値0.78
- YKKAP APW430トリプルガラス U値0.9
- リクシル EWトリプルガラス U値0.86
- ドイツ製ユニルクス トリプルガラス U値0.76
以上の各社ハイスペックトリプルガラスの窓を取り付けて、実験ルームで数値的な測定と相対的な感覚での快適性をどの窓がどう良いかトータルで比べてみたいと思います。
実験結果や改善点は、現在施工させて頂いているお家へアップデートするのはもちろんですが、私たちの技術向上に不可欠なものだと思っております。
次回は快適パッシブハウスを作るためのポイントとなる断熱性能についてお話したいと思います。ご期待ください!
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事は建築工房いろは代表取締役大島進也が書いています。大島進也はこんな人→大島進也のプロフィールはこちら