2023/01/27
今の収入で家を買ってよいのか?お悩みの方へ
こんにちは!建築工房いろはの大島です。
最近、物価高や円安などが進んでおり、年齢の若いお客様からも
「今の収入で家を買ってよいのか?」といった漠然とした不安をご相談されることが多々あります。
弊社では、質を下げて収入に見合った価格のお家を提案することはしておりませんので
ライフプランナーの資格を持つ私の目線から、何十年先も見据えた「ライフプラン」を作成させていただき
将来の金銭的なプランニングをご提案しております。
ライフプランとは何かということや、それがどう解決方法につながるのかといったことを
本日はこのブログでお話します。
ライフプランとは?
将来設計のシミュレーションのことです。
将来、自分がどのような人生を送りたいかを考えておくことで、
その生活に合わせた支出を前もって把握することができ、それに向けて貯蓄や投資・保険・年金などを逆算するために算出していきます。
弊社では「住宅購入に向けたライフプラン」ですので、
一般的な借り入れ期間の35年を目安に作成いたします。
横軸はご家族の年齢を示しております。
そのため、中々パッと思いつかない“ご自身やお子様の10年、20年後の年齢”などがすぐに分かり、
「一番教育費がかかる大学進学のタイミングはいつか」といったことも一目で分かるのが特徴です。
ライフプランの役割
皆さん、三大支出というものをご存じでしょうか?
人生における最大の支出のことで
「教育資金」「老後資金」「住宅資金」の3つを指します。
ライフプランでは、この三大資金の中でも“確定している支出から確保しましょう”という考え方をベースにしております。
人は必ず年を取りますので老後資金は必ずかかりますし、
お子様が1人ないし2人いらっしゃるご家族でしたら教育費も必要となります。
・・・となると、その2つを計算した上で、最後に「住宅費をどうしていくか」を設計していくことになります。
きちんとしたライフプランがあれば
選択肢① 賃貸
選択肢② 新築
選択肢③ リフォーム
選択肢④ 親御さんと住む
など、さまざまな選択肢から将来を選択していただきやすいというメリットがあります。
ライフプランの見方
収入
実際のライフプランの見方ですが、収入の部分はいずれも「可処分所得」つまり「手取り額」を入力します。
シミュレーション上では年に2%ずつ上げておりますが、
これは、昇進などで旦那さんの収入があるタイミングでぐんと上がることを想定し、
シミュレーション上ではこのようにさせていただいております。
もう一つ、ライフプランでは奥様の収入も重要となります。
奥様が働かれている場合、出産のタイミングで必ず産休・育休期間を取られます。
この期間、手取額が60%まで下がりますので、しっかりシミュレーションしていきます。
このモデルの方では育休期間を1年間にしていますが
もっとお子様と一緒に過ごされたいという方でしたら、育休期間を2年・3年・・・と想定し
シミュレーションの精度を上げていきます。
支出
■教育費用
支出のところで見落としがちなのが、お子様の教育費用です。
教育費用とは学校に行くためだけのものではありません。
習い事なども含みます。
例えば月々6500円の習い事を2箇所通わせた場合
年間にすると18万円もかかります。
月々1万円以下ならいいかと思いがちですが、年間にして、一度計算してみるのがおすすめです。
小学校→中学校→高校とステージが上がるごとに
塾なども通い始めたりすることを想定して教育費用も上げていきます。
特に高校などは夏季講習や冬季講習などがありますので、年間30万円くらいでしょうか。
大学生になりましたら150万円と書いておりますが、
下宿+私立大学という条件になりますと、年間250万円くらいかかってきます。
今あまり想像つかないかもしれませんが、住宅を購入する前だからこそ
そこまでしっかり考え、計画することが重要です。
■修繕積み立て
一戸建ての場合、意外と見落としがちなのが「修繕積み立て」です。
なるべくノーメンテナンスで長く住める高性能な家をご提案させていただいておりますが、
それでもやはりメンテナンスは何かしら必要となることが想定されます。
弊社でライフプランを建てる際は、その積み立て費を住居費に含んで考えております。
繰り上げ返済のタイミング
大抵の方が30代に借り入れされ、35年ローンを組まれます。
となると、定年の65歳以降も支払い続けるという計算になります。
そこで多くの方が利用されているのが「繰り上げ返済」。
しかしながら、お金に余裕が出来たときにむやみやたらに利用すると
せっかく14年間だけ適用されるローン控除の額が減ってしまう恐れがあります。
というのも、ローン控除とは
「住宅ローンなどを利用して住宅を購入した場合に、
一定の条件を満たすと 年末の住宅ローン残高から最大1%を所得税、住民税から控除されるもの」
ですので、ローン残高が減ると自ずと控除額も減り、少し損してしまいます。
なので、しっかり「繰り上げ返済のタイミング」を考えた賢い返済を行うのが重要です。
お家作りを考えられている方へ
お家作りを考えられている方は、まずはライフプランを一緒に考えてみませんか?
ライフプランで将来にかかるお金を知っておくことで
- 前もって不安を取り除くことができる
- 一戸建てを建ててもゆとりのある暮らしに近づける
- 効率的に貯蓄ができる
- 生活レベルに見合った納得のいくグレードの家を建てられる
というメリットがあります。
ライフプランの作成手順
ライフプランを作成するにあたり、
事前に「世帯状況」や「家計の支出状況」「将来設計」などを「ヒアリングシート」でお聞きします。
それを基にこちらでライフプランを作成し、
1時間~1時間半程度の時間をかけてじっくりライフプランを分析・話し合いをします。
今まで漠然と思っていた「一戸建てを購入する際の不安」がきっと少し解消されるはずです。
費用も無料ですので、ぜひ不安を抱かれている方は
お問い合わせ、ご相談くださいませ。 →お問い合わせフォームはこちら