2024/04/15
木工事 Vol.2
こんにちは。構造設計担当、日下部です。
今回は、「通し柱」と「ホールダウン金物」のお話です。
以前の木造建築は、建物の四隅などに、通し柱と言って一般の柱よりもサイズの大きな柱を切断せずに
1階から2階に通した柱を入れて、地震に強い建物にするといったものが主流でした。
しかし、柱断面をすべて均等にして壁の中に納めてしまう「大壁工法」が主流になっている現在では、
梁との接続部分の切り欠きを考慮するとその部分の柱断面が小さくなってしまい、
逆に強度が落ちてしまいます。
そこで、通し柱の代わりに、1階柱と2階柱を接合金物で繋ぐ工法が現在では多く使われています。
いろはでも、主要箇所の柱は「ホールダウン金物」で接続して、強度を確保しています。