2024/03/03
最も重要な構造部材【 柱 】
こんにちは。構造設計担当、日下部です。
【 柱 】
今回は、【 柱 】を紹介していきたいと思います。
柱は、これまで紹介した「耐力壁(構造用合板・筋かい)」や「梁」と違い、
皆さんも一番聞きなじみがある言葉ではないでしょうか。
私も実は、「耐力壁」や「梁」は建築の勉強を始めるまでは、知りませんでした。
でも、「柱」は、子供のころから暮らしていた家にも目に見える状態で存在していて、
背が伸びるごとに印をつけて成長記録として育った方もいらっしゃると思います。
昔は、「お父さんは、この家の大黒柱だから…」と言われたりしていたように、
その名の通り「柱」は屋根や床を支える重要な役目を果たしています。
梁が支える屋根や床の重さを地面まで伝えるのも、地震や強風の時に筋かいや構造用合板が支える
横からの力を地面に伝えるのも、「柱」の大きな役割です。
最近では、壁の中に柱を納めてしまう、「大壁構造」が主流なので、
完成したお家で露出した柱を見ることは少ないですが、
いろはではしっかり強度検討を重ね柱も配置しております。
実際の建築中の案件で、構造見学会なども行っておりますので、
ご興味ある方は是非見にいらしてください。