コンクリートの強度検査
こんにちは!
建築工房いろはの大島です。
先日、基礎に使っているコンクリートの強度検査を行いました。
この検査は、現地からコンクリートの一部を抜き取り、検査工場に持ち運んで実施します。
コンクリートというのは、時間が経つほどに強度が増してくるという特性があります。
そのため、持ち込んでから1週間目と、4週間目の2回のタイミングで圧をかけ、
ちゃんと4週間後に強度が強くなっているかというのを確かめます。
弊社では、この検査を全棟で行っているわけではなく、
年に数軒だけピックアップさせてもらって定期的に行ったり、
お客様から強度検査を行って欲しいという要望があったときに実施したりと
抜き打ちのような感覚でさせていただいております。
こちらの写真は、先日お引き渡しさせていただいたお家の検査の様子です。
一番上の写真のように抜き取らせていただいたものを専用の機械で試験。
2枚目が1週間目で、3枚目が4週間目となり、数値を比較します。
「呼び強度」というところに記載がある「30N」の強度があるかを測定します。
1週目もすでに平均強度「30.3N」と、呼び強度の数値を満たしていますが
4週目には平均強度「42.3N」になり、大幅に強度が増していることがわかります。
弊社ではこういった検査を定期的に行うのはもちろん、
基準値も耐用年数100年以上の長寿命のお家に値する「30N以上」という条件にし、
基礎の強いタフな住宅を建てております。
目に見えないコンクリートの基礎部分ですが、
ここが弱ければ脆弱な住宅になってしまうので、本当に重要な部分です。
ぜひ新築をお考えの方は、この点もしっかりご検討いただけたらと思います!