2025/02/14
軟弱地盤に家を建てるには!
こんにちは。構造設計担当、日下部です。
お家を建てようとする方の中には、土地を既にお持ちの方、土地からお探しの方、
と様々いらっしゃると思います。
そして、その土地土地の地盤状態も様々で、土質によっては液状化の危険があったりと、
そのまま通常の基礎で施工しない場合もあります。
弊社では、予め、家を建てる土地の地盤調査を行い、その結果によっては【地盤改良】を行います。
今回の現場は、その中でも「砕石パイル工法」といって、地盤に数か所円柱状に掘り、
砕石(砂利)を投入し締め固めて地盤を強固なものにする工法で行いました。
※イラストは、「CHIKEN」さんのHPからお借りしました。
自然素材のみを使用するため環境にやさしく、将来撤去の必要も無く、
もし土地を手放すことになったとしてもその際に地中にコンクリートが残らないので、
今回のお客様はこちらの方法を選択されました。
この工法は、「周囲の地盤を押し固めることで、土地全体が強くなり地震に強い!」
というメリットもあります。
反面、「横方向への土圧で近接する擁壁等の構造物を破損する可能性がある」
というデメリットもあります。
メリット、デメリット共、しっかり考慮に入れて施工していきます。