みそ部通信 No.1
インテリアコーディネーターの住吉です!
今回は2月に開催した『みそ作りワークショップ』のその後についてです。
これから月一くらいのペースでその時折のお味噌の取り扱いについてお話ししたいと思います。
モデルハウスでは床下にしまってあるので、すっかり様子を確認するのを忘れていたのですが、ワークショップに参加された皆様のお味噌はいかがでしょうか?
2月に仕込んだお味噌は今の時期になると、うっすらとした琥珀色の液体が上がってきていることがあります。
これは「みそたまり」と言って味噌の旨味成分に当たります。
初めて味噌を手づくされた方にとったら、少し驚かれるかもしれませんが、大丈夫です。
試しに清潔なスプーンですくって舐めてみてください。
甘味のある何とも言えない独特な塩味がするはずです。
これからの熟成過程でも度々見られるようなり、色も濃くなりますが、味噌に混ぜ込んでしまって大丈夫です。
固い味噌に仕上げたい方はその都度取り除いて、お醤油と同じように使ってください。
納豆に入れたら相性がいいですし、刺身醤油として使っても抜群に美味しいです。
うちはまだ上がってきてないんだけど何で?っていう方もいらっしゃるかもしれませんが、お一人お一人で微妙に仕込み水が違っていたり、混ぜ方や保存場所の温度が違っていたりで、それぞれの味噌の発酵にも差が出てきます。
味も当然違ってきます。
「手前味噌」というのはこのことです。
どの家でも当たり前に自家製味噌を作っていた古き良き時代では、自分の家の味噌が一番うまいと自慢することから転じて、自画自賛することを手前味噌と言いますよね。
これなんです。
あと、保管場所はそもそもここでいいの?これからの温度変化はどうするの?あれやこれやが不安な方もいらっしゃれば、もうすっかり忘れてしまい込んでる方も色々ですね。
皆さんのお味噌がじっくりとゆっくりと熟成して、食卓に上がるまであと4カ月くらいでしょうか。。。
どうぞ適度に見守ってあげてください。
味噌バッグを使用されている皆様は、もし空気が入っているようでしたらしっかり空気を抜いてあげてください。
ちなみにモデルハウスの現在のお味噌です↓
黒いカビがはえていました💦
同じ状態の方は、スプーン等で取り除き、表面に薄く化粧塩または焼酎等のアルコールをスプレーしてそのまま熟成を継続してください。
カビは黒系、緑系が多く、空気に触れる部分の味噌表面に出ます。
そのまま放置すると内部に入り込みますので、早めの除去が大切です。
↑この白くなっている部分は『チロシン』というアミノ酸の一種です。
無害なので気にしなくて大丈夫です!
何かあればいろはみそ部までお問い合わせください。