断熱材の素材による“防音性の違い”って?
こんにちは!建築工房いろはの大島です。
みなさん、住宅性能を考えるとき、「断熱材」まで考えられていますか?
実はこの断熱材、選ぶものによって防音性が大きく変わってきます。
弊社では事務所に来てくださった方にいつでもお見せできるように
弊社が使用している「セルロースファイバー」と一般的によく使われる「グラスウール」、
異なる断熱材を敷き詰めた実験装置をご用意しています。
今回は、こちらを使って音の伝わり方の違い、つまり防音性の違いについて紹介したいと思います。
検証するため使うのが、実験装置の箱と防音ブザー。
小学生のお子さんがよく間違って鳴らしてしまうことがあるかと思いますが、結構な音量ですよね。
数値化してみると【約100db】でした。
電車が通るときのガード下の音や太鼓の音と同じくらいの音量なんですね!
これを、断熱材を敷き詰めた装置の中に入れ、ふたをします。
すると、
グラスウールだと少し静かになりました。数値は【86db】です。
一方のセルロースファイバーですと、すごく静かになり、【49db】にまで下がりました。
体感でも明らかに音が小さくなったことは確認できますが、
数値上でも確かに音が半分以下になっていることが分かります。
選ぶ断熱材一つで、断熱性はもちろん、防音性も変わってきます。
生活防音は暮らす期間が長くなればなるほど気になってくるものです。
インテリアなど、見た目の美しさも大切ですが、ぜひ普段は目に見えない断熱材もご検討くださいね!