【香寺の家】工事開始前に現地確認行いました!
こんにちは!“姫路最強のコスパ住宅”を造る事に燃えている大島です!
早速ですが・・先日、5月から工事が始まる【香寺の家】の現地確認に、奥様と2代目当主(息子ちゃん)とで行かせて頂きました!設計図上では理想的なお住まいができあがっているのですが、実際の建築予定地に当てはめても仕上がるかということを確認するのが「現地確認」です。
建築工房いろはの現地確認は、元職人の大島自らが必ず伺うのがポイントです。建築士の目線としてはもちろんのこと、家を実際に建てる職人サイドの目線でも、一緒に確認させていただくことで、より仕上がりのイメージが深まります。
今回の現地確認を一例に、
- 現地確認とは?
- どんなことをチェックするのか?
- 確認するときに気をつけているポイント
などを、【香寺の家】現地確認のポイントに沿ってご紹介したい思います。
①分譲地全体の仕上がり確認
今回家を建てさせていただく場所は、2022年2月・3月に建ったばかりのこちらの新規分譲地となります。なので、そもそも分譲地自体がどんな仕上がりになっているかをまず確認します。
パッと見た感じだと道路も整備されていてとてもきれいな仕上がりに見えますが、本当に知りたいのは「砂利がちゃんと敷かれているのか?」といった中身の部分です。地面の下を掘り返すこともできないので、確認方法としては実際に工事中を見に行くのが有効です。・・が、現実問題難しいので、造成する会社が長い歴史を持ち、しっかり実績があるかを確認するのも1つの手です。
この敷地でもう一つ重要なのが、隣の敷地との間に設けられた擁壁(ようへき)の高さです。
擁壁というのは高低差のある地面に設けられる壁のことなのですが、今回の場合85cmと結構高いものになります。なので、しっかりとした仕上がりかどうかの確認と、水路からの水が浸透しないかという2点をチェックしました。こちらの分譲地については工事中からお客様とチェックしに行かせていただいていたので、仕上がりに問題は無いかと思います。
②お家の配置確認(敷地の中の何処に家を置くか?)
図面で書いたお家が、実際敷地の中で、「どこに」「どんな風に」配置されるのかというのを確認します。その時に使うのが測量図です。分譲地の区画を分けている赤い印から敷地を確認し、そこから寸法を測って敷地部分を地縄で張って敷地の配置確認を行います。
エコキュートや室外機を外に置いたときに、通り道を作りたいのであれば、本当に通れるかなども確認していかないといけません。エコキュートの前を行き来しなかった場合でも隣地にはみ出ないかといった点も確認しました。
③駐車の仕方
図面ではきれいに収まっているけれど、実際には駐車が困難なことはあるあるといえばあるあるです。が、そうであってはいけないので、車を道路に対してどう進入させられるかといった「車を実際に入れてみた感覚」や、「扉を開けた感じ」を再現確認してみました、今回のお家は駐車スペースが7mほどありますので扉を開けても余裕があるのが分かるかと思います。なので、乗り降りもかなり楽かと思います。
奥様と旦那様それぞれの車をどちらに駐車するかという“駐車の仕方”も、家が建つ前に確認しておくとスムーズですね。こちらの場合は写真上の右側が行き止まりになっているので、後から帰ってくる旦那様の車が右側のほうが良いかと思います。
④道路から敷地の高さ確認
道路から敷地までの高さが違うと、最終的な外構のときにスムーズにいかないことがあるため、高低差をチェックしておくのも大切です。
このお写真で見ると、道路と敷地の高さは平坦なように見えますが、実際は最大で20cmほどあるところも。20cmの高低差があるところに車を駐車するというのは少し気になるくらいの高さですので、「駐車場所を工夫するか?」「スロープなどを作るか?」といった部分をご説明しました。単純に敷地の高さを下げるのも手ですが、使い勝手を重視すると災害のリスクという問題が出てきます。そこは現地とハザードマップを照らし合わせながら一緒に進めさせていただいております。
まとめ
今回の【香寺の家】のお客様とは、この現地確認までの間に2~3ヶ月ほどの月日を、モデルハウスで打ち合わせさせていただいておりました。
・・・が!図面ではわからないことが現地にはたくさんあるので、必ず現地確認をしていただき「本当にここにこの図面の建物を建てて問題が無いか」ということを目で確かめていただくことが重要だと考えています!
私たち建築工房いろはは、もちろんお客様の理想や周囲の環境、敷地の特性などいろんな点に配慮しながら家づくりをしています。しかしながら、100%絶対間違わないということは無いと思うので、お客様と一緒に確認しながら一歩ずつステップを踏んでいき、家づくりをさせていただけたらと考えております。
家づくりのこと、敷地のこと、地域のこと、どんなことでも気軽にお問い合わせください。