2022年の振り返りと翌年の抱負
こんにちは!建築工房いろはの大島です。
12月に入るとあっという間にクリスマス、そして年末に・・。
「師走」という言葉は、まさにこの忙しさを表しているのだと毎年しみじみ思います。
今年もたくさんのお客様とご縁を持たせていただき、
現在施工中のお家も含めて10棟のお家を建てさせていただきました。
本当にありがとうございました。
地域で高性能No.1を目指す工務店なので、
快適、性能、安心・安全といった構造面を求められることが多く
日々シミュレーションや数値計測などを通して“裏付けのある高性能”を達成しております。
それだけではなく、弊社は注文住宅が強みでもあるので
お客様の頭の中に思い描いているデザインや暮らし方をどれだけ具現化できるかということも大切です。
そして今年は、その具現化がいかに難しいかということや、お客様と共有することの重要さを学んだ一年でした。
例えばこちらのお家を例として紹介させていただきますと、
リビングにもキッチンにもふんだんに木材を使わせていたのですが
造作と既製品という違いや、木材の種類や色味などでまったく見え方が変わったというケースです。
出来がりをご覧になったお客様からは
「キッチンは柔らかい木質ですが、床はシャープな木目で混在しているのでは?」というお声もありました。
このインテリアこのインテリアで木材の良さが出ていますし、
異素材ならではの豊かな表情や粋な雰囲気が表現できていると思うのですが、
“お客様の頭の中のイメージ”と“実物”に差があったから、このような意見をいただいたのだと思います。
このようなことを受けて、次のお客様のお家を建てさせていただいたときには
木目に統一感を持たせるために一枚板を提案させていただきました。
空間をより広く、スタイリッシュに見せるために目の方向を横方向にするなど、
木目の方向性や色合い、木目の出方までしっかり計算してデザインし、
お客様の想像通りの造作キッチンをかなえることが出来ました。
お家は出来上がるまでどんな仕上がりか分からないものですが、
なるべく施工事例や実現サンプルを見ていただくことで
図面上では表現できない細かい部分までお客様に寄り添いながら、来年も設計していきたいと考えております。
「住めば住むほど味や良さが出て実感してもらえるような家」
そんな住み継ぎたくなる家を目指して、来年もその先も提案し続けてまいりますので
末永くよろしくお願いいたします。
本年もありがとうございました!